今すぐ、自信回復するための20ハック

小林 英二 — №1 倉園 佳三

モチベーションと「自分への自信」は切っても切り離すことができない関係です。自分に自信がない時、自分の仕事に自信が持てない時に、モチベーションが上がってくるわけはありません。しかし長い間仕事をしていると、自信がなくなる時がどうしてもあります。そんな時、みなさんはどうしているでしょうか?私には、そんな自信がなくなった時、自信回復につながるヒントになっているものがあります。そこで今回は、「自信のある自分になる!自分の自信を回復する為の20のチップス」をご紹介します。

1. あなた自身を愛することが、あなた自身を好転させる最も素晴らしい方法。

あなたがあなたの人生の中のどんなものでも改善したいのなら、見るべき場所はただひとつ。あなたの中である、ということです。それが自信回復に繋がります。ただ、紙に自分の強みと弱みを書き出してみると分かるのですが、やってみるとこれが難しいのです。自信がなくなると、人は「漠然と感じる弱い自分」を「ホントの自分」と錯覚し、愛せなくなるのです。ホントの自分には弱いところはもちろんあるのですが、強みもイッパイあるはずなのです。ホントの自分を整理し直し、自分を受け入れる為の方法は私のブログの記事「真の自信を生み出す6つの行動」にまとめています。また、[無料のWEBセミナー]もサイトには用意していますので、こちらもチェックしてください。「あなたがあなたを見る時は、愛をもって見るように」

2. 「競わない。比べない。自分が今できることを精一杯やろう。」と意識する。

自分のやりたいことをやり始めても、他人が自分よりも先に進んでいると、焦りの感覚が出てきます。この感覚をどう払拭するかが鍵です。そんなときは、「競わない、比べない、自分が今できることを精一杯やろう。」と言い聞かせる事。その道のプロになった人たちは、「自分という畑をどう耕すか、どう花を咲かせるか、どう怠け心と闘うか、すべて自分が対象です。人のことは考えていません。」と語っています。

3. 自分をスクリーンに映して遠くで見ているような気分で、まるで他人のように見る。

ゆっくりリラックスした状態で、目を閉じ、今の自分をスクリーンに映して遠くで見ているような気分で、まるで他人であるかのように見てみましょう。そうすれば、固まった思考、主観から解放され、「まあ、かわいそうな人ね。でも、こうすればいいのに。」と不思議と対処法が見えてきます。

4. 自分のサポーターとなってくれる人を5人上げてみる。彼らが、今の自分に何と声をかけてくれるか書き出してみる。

まず、自分にどんなサポーターがいてくれるといいかを考えます。本や映画の登場人物でも、実際の人でも構いません。次に、その5人の人が、今自分に言ってくれるとしたらどんなメッセージを伝えてくれるか、と考えてみます。ノートに書き出してみると、思わぬメッセージが得られ、書いたのは自分であるはずなのに、本当に言ってもらったような気になって勇気付けられます。

5. 許せない人を許してみる。

許せない人があなたの自信を奪っている可能性が大きいのです。過去の自分が、今の自分の自信を奪っている。例えば、親からはめられた枠からも、自分で自分にはめてきた枠からも、または、親への「ああして欲しかった、こうして欲しかった」という想いからも、親を許すことで初めて、すべてから解放され、自分の信じた道を、自分自身を信じながら、思いっきりやろうと思えてきたりします。「人を許していないことで一番苦しんでいるのは、許されていない人ではなく、許していない自分自身である」のです。許すことは自由になることなのです。もし、許せない人がいたとしても、自分がその人の立場だったらどう生きただろうか?どう行動しただろうか?と何度も考えてみましょう。許して一番得をするのは、あなたです。

6. 「あなたの価値」の重要性を確認する。

「私の価値ってこういうことじゃないか?価値にもとづいた時間を増やしていこう!具体的にはこういうことをしよう」というところまで考えていく必要があります。

7. NOを言う勇気を持つ。

NOがはっきり言える人は、いつも前向きです。もちろん、落ち込むときもありますが、立ち直りが早く、いつまでも同じところにとどまっていません。また、自己重要感もあがってきます。「大したことなかった!気分スッキリ!」となることができるようになります。目の前のことに集中していくことができるようになります。

8. 「うまくいっていない時は、今は準備をしている時だ!」と言い聞かせる。

うまくいっていない時は、何かを達成する為の準備期間なのです。準備期間にいるときは、自分の存在意義が生かされていないようで、人からも必要とされていないようで、気ばかり焦って落ち着かないことも多いと思います。「でも、今は準備をしている時期なんだ!“準備はできた。いつでもOK。”という状態を目指している時期なんだ!」と思えれば、焦りも減ってきます。大事なのは、ちゃんと準備をすること。ここに気持ちを集中させます。

9. 「自分の大好きなことは何だろう?」に取り組む。

好きなものは、いつのまにか自然に頑張ることができます。自然に頑張っているから結果が出ます。ここが、好きこそものの上手なれの所以です。本人は努力なんて、さらさらしていなくても、好きでやっているだけです。自分の大好きなことは何だろう?私が喜びを感じて、何時間やっていても疲れないことって何だろう?自分の魂が喜びを感じるようなことは何か、を知ることがポイントです。もちろん、ただ青い鳥ばかりをいつまでも追っていく大人になってはいけないのは当然ですが・・。もし、大好きなことが見つからない人は、目の前のやらないといけない事を好きな事と思って、とりあえず集中する事が大事だと思います。

10. 自信がなくなったら、取りあえず壁をうち破る方法をブレーンストーミングしてみる。

ブレーンストーミングは、どんなばかげたアイディアでもOK、 人のアイディアを否定しない、そういう表情も浮かべないということを前提にアイディアを出し合います。あなたの悩んでいる問題は何ですか?それを乗り越えるにはどんな方法が考えられますか?どんな馬鹿げた方法でも構いません。50個書き出してみましょう。 自分だけでやってもOK。友達からアイディアを出してもらうのもOKです。最初はばかげたアイディアのように思われたものの中に、素晴らしい可能性が潜んでいる場合があるのです。

11. 「無理だよ!」と考え始めた時には、別の質問をしてみる。

「こんなの無理だよ。」と思ったら、もうそこで、可能性を全部捨ててしまっています。しかし、答えはひとつということはありません。「無理だ」の一言で、思考を止めてしまうと完全にアウトになってしまいます。「不可能だよ。」「無理だよ。」「難しいよ。」という言葉が浮かんできたら、 「どうやったら可能にできるだろうか?」 「どうやったら難しさを取り除くことができるだろうか?」 と考えてみるようにすると思考が広がるので、不可能だと思っていたことに可能性があることが見えてきます。

12. 大きすぎる問題ならば問題を小分けに切り分ける。

大きな問題のまま放置しておくと、それを見ただけで乗り越える自信がなくなってしまいます。どんな大きな問題も小さな問題の積み重ねです。「自分でも乗り越える事ができる!」と実感できるまで、問題を小さく切り分けてみましょう。そして、まず小さなステップを行動してみて、小さな自信をつける、ハズミをつける事が大事です。

13. 自分の中のグレムリンを知る。

「グレムリン」とは、変化を起こそうとすると、「やめとけー!まだそんな能力や知識はないだろ。」「どうせ失敗するに決まっている。」、本当にやりたいと思っているのに、「でも、まだまだ準備ができていないから。」「本当にやれるのか?」とグレムリンはささやきます。「家族に迷惑かけてどうするんだ。」・・などの言葉で変化を阻止しようと、「やらない自分」を作り上げるべく洗脳し続ける魔物です。あなたの自信を奪っている言葉や固定概念としてどんなものがあるのかを知って、退治していく必要があります。誰かに協力して貰い、その見つけた言葉を、あなたの後ろから言って貰ってください。そうすると、恐ろしいことを日々、自分で行っている事が分かると思います。この言葉はうち破る必要があるのです。

14. 自分が勇気を出せた状況を思いだし、再利用する。

逆に、勇気を持って何かに取り組めたことの一つや2つはあなたにもあると思います。それを思い出すのです。「どんな場面に勇気を持って取り組めたのか?」「その際、何が怖かったのか?何を恐れていたのか?」「その恐怖を乗り越える為に、どう思ったのか?ココロの声はどんなことを言ったのか?」それを思い出すのです。13番目の演習と同じように、後ろから、その言葉を誰かに言って貰ってください。明るい気持ちになり、勇気が沸いてくると思います。

15. 自分らしさを整理する。

「自分らしさ」がわかってくると、「自分らしい」ものに焦点が絞られてくるので、ストレスが減り、心の平安が生まれてきます。そして、エネルギーが満ちてくるので、人を惹きつけるようになってきます。自分らしさを知ると、「案外、自分も捨てたモノではないな!」と自信が沸いてきますし、自分なりに自信のある部分も見えてくることになります。自分らしさは、外見的な自分らしさと内面的な自分らしさの2つがあります。特に内面的な自分らしさを知るときには、9番目の「自分らしさを知る事」が重要になってきます。

16. 自分の枠を外す。

自分の自信がなくなっている事、あるいは自分が直していく必要がある問題に対して、以前も同じような事が発生した事があると思うので、それを3つくらい思い出してください。次にそうなった原因を書き出してください。最後に、そのとき、どんな言葉が頭の中で繰り返されていたかを思い出してください。その言葉がポイントになるのです。自分の枠、固定概念を作っている言葉になるのです。原因や繰り返された言葉の中に自分の持っている枠を発見することができます。枠をはずす。まず、枠に気づき、それをハズしていきましょう。

17. 自分の前進を阻む思いこみを知る。

誰にでも「思い込み(ビリーフ)」があります。でも、なかなか自分の思い込みに気づくことはありません。無意識に思い込みは存在していて、私たちはその思い込みのフィルターを通して世の中を見ています。「やっぱりそうだわ。」という想いはどんどん強化されて、いつの間にか思い込みは大きく、大きくなって定着してしまいます。そして、それはあまりに自分の中で”当たり前のこと”として存在していくので、さらに気づきにくくなります。その思いこみの一つとして、「自分の前進を阻む思いこみ」があります。意外にも、子供の頃からそのような思いこみは出来上がったりしています。自分をかたくなにしたり、前進を阻むような思いこみがないかをチェックしていく事も重要になってきます。

18. 自分が自分をリラックスさせたり、可能性を開いてくれる思いこみを再利用する。

思いこみは、悪い思いこみばかりではありません。良い思いこみもあったりします。○○をすればリラックスできるとか、○○をすれば緊張感がなくなるとか、良い思いこみもあると思います。自分をリラックスしてくれたり、前向きな気持ちにしてくれる思いこみを整理しておき、いつでも再利用できる状況にしておきましょう。自信回復のツールになるはずです。

19. 自分が誇れる事を再確認する。

マザーテレサの有名な言葉で、「あなたの中で最良のものを世に与えなさい。けり返されるかもしれません。でも気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。」「あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。気にすることなく、善を行いなさい。」というものがあります。この言葉を読み返しながら、自分が日々自信を持って行っている事の再確認をしましょう。たとえうまくいっていなくても、誇れるような部分があれば、続けていく自信が沸いてきます。

20. 自分を認めてあげる。承認してあげる。自分を褒めてあげる。

「自分を認めてあげる。自分がやっていることは小さなことかもしれないけれど誰かの役に立っている。喜んでくれる人がいる。その事を思い出しましょう。まず、自分が自分を認めてあげる、褒めてあげれば、自信がついてきます。明石家さんまさんが言っていましたが、「自分の一番のファンは、自分だ!」これは、まさにそれではないでしょうか?

写真: Flickr / Joybot CC BY-ND 2.0

Kobayashi

小林 英二

ベンチャーマネジメント代表。87年より中小企業向けの経営コンサルティング事業を行う。著書に[モチベーションが上がるワクワク仕事術][iPhoneワクワク仕事術~ イヤな仕事も楽しく変わる仕組みのつくりかた][ワクワク仕事チームを生み出す上司力]などがある。[無料ではじめることができる「ビジネス用の性格検査UPシステム」もスタート]。自信をつけるには、まず自分を正しく受け入れることからスタートされてはどうでしょう。

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